その他、薬学部での人気、学費、評判、国家試験合格率、大学の特徴などをご紹介。
目次
学部・学科 | 偏差値 | 募集人員 | |
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薬学部 薬学科 (6年制) |
37.5 | 260名 | |
薬学部 医療ビジネス薬科学科 (4年制) |
35.0 | 90名 |
※偏差値は、最新の河合塾「入試難易予想ランキング表」より参照しております(※2023年4月現在)、倍率や入学者数などは大学HPを参考にしています。
日本薬科大学の学校情報や偏差値などをご紹介します!受験生が知りたい合格難易度、大学の人気度、入学者の数、在学生・受験生の口コミなど、ここでしか得ることができない日本薬科大学の特徴も!気になる情報を集めて薬学部に入るための準備をしましょう!なお、常に新しい情報を求めている方は、同時に大学のHPやオープンキャンパスなどで確認することをおすすめします。
大学・学科概要説明、入試概要説明、在学生説明、模擬講義、キャンパスツアー(お茶の水は希望者のみ)、学食体験(さいたまキャンパス限定)、なんでも相談などを実施しています。
・さいたまキャンパス
3/25(土)、4/29(土祝)、6/18(日)
10:00 ~ 14:00 (受付9:30~)
・お茶の水キャンパス
3/26(日)、4/22(土)、6/17(土)
10:00 ~ 12:00 (受付9:30~)
薬学部全体の倍率は1.7倍と、合格難易度としては易しいです。
各学科でみると、薬学科(6年制)が1.7倍、医療ビジネス薬科学科(4年制)が1.9倍という結果。薬学科の入試区分では、推薦(1.1倍)と一般試験(1.3倍)が狙い目です。逆にセンター試験は3.9倍と高めなので、安易に挑むと不合格になる可能性もありますので、受験の際は十分気を付けてください。一方、4年制の入試区分では、推薦(1.0倍)が狙い目と言いたいのですが、6年制より募集人数が少ないため、どの入試区分においても倍率は参考程度にして受験に挑む方が良いと思います。
人気はあると言えます。
当サイトで調査した口コミ情報を集めてみると、『資格が多く取得できる』『一般入学試験を複数回受験できる』『難易度が易しい』『キャンパスの場所(学習できる環境)』など好印象な意見が多いですね。また、薬剤師を目指す受験生にとって重要な薬剤師国家試験の合格率も、全体では46.06%と平均以下ですが、新卒のみでは87.29%とトップクラスに近い結果を出しています。その辺も人気の要因なのでしょう。なお、次項で詳しく説明しますが、入学者数でも定員に達していますので人気があると言えます。
2019年のデータより、薬学部全体では募集人員350名に対して入学者数は378名(充足率108%)と定員を超えています。
各学科でみると、薬学科は募集人員260名に対して入学者数は278名、医療ビジネス薬科学科は募集人員90名に対して入学者数は100名と、こちらも定員には達していました。
薬学科と医療ビジネス薬科学科の初年度学納金を下記表にまとめました。
6年制は230万円(2年次以降も同額)、4年制は150万円(2年次以降は130万円)と平均額より低いですが、6年間総額は1,380万円と当サイトで調査したランキングの中では2番目に高く、授業料が大きく影響していると思われ、他大学と比較しても高額の印象を受けました。ですが、6年という時間をかけて共用試験・国家試験に合格し、医療業界で長く働くことを考えると、それだけの価値は十分あると思います。
初年度学納金 | |||
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入学金 | 授業料 | 合計 | |
薬学科(6年制) | 400,000円 | 1,900,000円 | 2,300,000円 |
医療ビジネス薬科学科 (4年制) |
400,000円 | 1,100,000円 | 1,500,000円 |
※他大学の学費と比較したい方は『6年制の総額で比較する関東私大薬学部・薬科大学の学費ランキングはこちら』をご覧ください。あなたが目指している大学の学費の相場が分かるかもしれません。ぜひ参考にしてください。
日本で初めて漢方薬学科を設置
日本薬科大学は2004年に開学し、漢方薬学科を日本で初めて設置した大学として注目を集めました(※)。教育理念でも、西洋医学と東洋医学を融合した『統合医療の実現』を掲げ、さいたまキャンパスに臨床薬学教育センターを設置しています。そして学内には、生薬標本や東洋医学、漢方医学などの資料を展示している漢方資料館もあり、一般開放されています。
※2011年に『漢方薬学科』から『漢方薬学コース』となりました
薬学科の特徴は4年次にあります。まず1年次には薬剤師としての心構えや専門知識を身につけ、2年次は薬学の基礎専門科目を学び、3年次は医療薬学系の科目まで範囲を広げていきます。ここまでは他大学と同様な流れとなりますが、4年次には3つのコース(健康薬学、漢方薬学、医療薬学)に分かれて、それぞれの専門性を有する薬剤師を目指していきます。つまり4年次の時点で学生自身の将来の方向性が定まる時期になります。ちなみに、医療ビジネス薬科学科は2年次から3コース(ビジネス薬学、情報薬学、スポーツ薬学)に分かれます。
キャンパスの規模と学習環境
日本薬科大学には、『さいたまキャンパス』と『お茶の水キャンパス』の2つあり、薬学科はさいたまキャンパスで学んでいます。広さは東京ドーム約3個分。全体の1/4は緑に覆われ、その敷地には薬草が300種類ほど自生しているので、薬学を学習するのに最適な環境になっています。
建物は講義棟や薬用植物園はもちろん、図書館、動物実験棟、グランド、学生にとって健康をつくる食堂厚生棟やリフレッシュできるカフェなどがあります。そして、より高度な専門研究を可能にする研究実習棟には、走査型電子顕微鏡や電子スピン共鳴装置など揃っている中央機器室、生物系や基幹実習を行う実習場所、模擬薬局、OSCE課題をワンフロアで実施できる多目的実習室などがあり、最新の医療現場にも対応可能な充実した機器を導入しているのが魅力です。
資格取得に注力
学生が卒業後に社会で活躍できるよう、そして創造的医療人や時代の変化に適応できる医療人、統合医療を実践できる医療人を養成するため、資格の取得には力を入れているようです(薬学科のみ紹介)。
※ここでは一部をご紹介しています。
※ここでは一部をご紹介しています。
在学生から卒業生までの口コミをご紹介しています。好意的な内容から厳しめの意見まで載せていますので、進路に迷っている受験生や日本薬科大学に興味がある方までご参考にしてみてください(※個人的な感想ですので、あくまで参考程度にとどめてください)。そして、実際にオープンキャンパスに行くなどの情報収集を行い、受験するかどうかの判断をしていただければと思います。
日本薬科大学の評判 | |
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この大学を選んだのは、自宅から近かったからです。薬剤師になるために薬学科のある大学を、自宅から通える範囲で探していました。こういうと他県から来た人には申し訳ないと感じますが、自分は本当に幸運でした。だからこそ6年間を有意義に過ごしたい。 実はこの大学に決めた理由がもう1つ。それは『特待生入学試験』があったからです。学費は他大学と比べると総額で高いし、親には負担かけたくなかったんです。結果は無事免除になりました。あとは社会に出てたくさん働いて親孝行したい。 日本薬科大学は、歴史は長くないけど先生方の教育熱が高いと感じます(今のところ)。幸いにも僕の周りには勉強熱心な人たちばかりで、分からない所は教え合いながら進めています。逆に部活やアルバイトに力を入れている人は留年する確率が高くなる、と聞きますが、僕は人によると思います。ちゃんと勉強していればついて行けるし、これからどんどん発展できる大学だと感じます。 (薬学部 薬学科) |
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高校2年の頃に「薬剤師になろう」と決めたのですが、大学をどこにしようか迷っていました。単科大学か総合大学か。パンフレット見たり、オープンキャンパスに行って実際の校舎を見たり、「いいな」と思った大学はレベルが高くて。最後は自分のレベルに合わせて日本薬科大学に決めました。 満足な点は、校舎が綺麗なこと。特に研究棟。2年から使用してますけど、イメージと違ってとても広い印象を受けました。実習フロアが1フロアに2教室しかないのでとても開放的。ここに来る前はドラマのように薄暗い感じで、物が溢れているような想像をしていたので。これからの実習や実験がすごく楽しみ。 不満な点は、先生によって授業が分かりづらいこと。これはどこの大学も同じだけど、教科書や資料を配ってそのまま棒読みとか止めてほしい。やる気が出ないし、テストが不利になる。そんな時は頭の良い人に教えてもらったり、先輩に聞いたりしてテスト対策をしてます。 |
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この大学に興味を持ったのは、高校の先生(当時)が勧めてくれたパンフレットを手にしてからでした。建物がとても綺麗で、中に図書館やレストラン、コンビニもありましたので驚きました。ちょうどその頃にオープンキャンパスをやっていたので友だちと行きました。 大学の説明や学科紹介、体験イベントなども良かったですが、キャンパスツアーで見た建物がパンフレットと同じようにとても綺麗で、最新設備が整っていると聞き、「実習・実験が楽しそう」と思いました。他にも、植物園や野生の植物などの緑が多くて、集中して勉強できる環境だと感じました。最初は数ある大学の中の1つでしたが、家族で相談して日本薬科大学に決めました。 1年次の授業では、化学や生物学、物理学、数学など高校の復習をしながら薬学教育に必要な基礎を学んでいますが、2年や3年でも積み重ねで基礎学力を高めるカリキュラムなので、4年次のCBT対策にもつながっています。学力に自信がない人でもサポート体制が整っていますので心配ないですよ。国家試験の合格率も、全体では40%~50%台ですが、新卒だけだと90%前後とトップクラス並み。本当に自分次第だと思います。 (薬学部 薬学科) |
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私の家族が医療関係の仕事をしていることもあって、中学の頃から医学や薬学に興味がありました。この大学ではそれらの基礎を学べる上に、勉強したかった経営についても学べると思いましたので、医療ビジネス薬科学科に決めたんです。なので将来は、医療事務職や医療経営分野におけるリーダーになりたいと考えています。 1年次は薬学の基礎科目やコミュニケーションなどを学んで、2年次からはより専門分野に入る『ビジネス薬学コース』に進みました。薬学の知識と経営能力を併せ持つことは自分で思う以上に難しいですが、4年間しかないので絶対卒業します。 残念な点は校舎が小さいことです。その辺の専門学校とあまり変わらない規模かと…。アクセスも『御茶ノ水』駅よりは『湯島』駅の方が近いですし、ちょっとイメージと違いました。だけど都会好きな私にとっては都合が良かった。 今進路を決めかねている受験生のみなさん、薬剤師を目指すなら薬学科に、治験やMRを目指しているなら医療ビジネス薬科学科に。自分のなりたい将来像を決めてから大学を選んだ方が、後々の後悔が少ないですよ。 (薬学部 医療ビジネス薬科学科) |
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ドラッグストアで薬剤師として3年ぐらい働いています。OTC販売がメインですが、市販薬以外にもサプリメントや健康食品、美容品などの商品知識が必要とされますので、最初は結構大変です。皆さんがイメージする通り、薬剤師の負担が大きくなりがちですが、店舗の大きさやスタッフの数にもよります。私が働いている店舗は、幸いにもサポート体制がしっかり行き届いているので、人の入れ替わりもなく、安心して働ける環境です。ここでコツコツ頑張れば、マネジメント業務を磨けますし、管理薬剤師にもなれる可能性がありますので、今の目標ですね。 大学では、基礎系の科目が苦手でしたが、より専門的に学んでいくと楽しくなったんです。『薬物治療学』で薬の効き目や病態について学べたことは大きく、実際に患者さんとのコミュニケーションでそれが分かった時は嬉しかったですね。 そして気になる薬剤師国家試験。これは薬剤師を目指す皆さんが必ず通る道。合格へのコツは、少しずつでもいいから勉強を続けることです。得手不得手あると思いますが、時間をかけても丁寧に解いて、分からないことは先生に聞きましょう。当たり前ですが、それを実行しましょう。 受験生の皆さん、大学選びは慎重に行いましょう。まずはオープンキャンパスに行くことをおすすめします。 (薬学科の卒業生:ドラッグストア勤務) |
試験の種類やスケジュールなど、日本薬科大学の入試制度について基本的な情報から各入試の傾向と対策をお話しします。自分に合った入学試験を選ぶ為にも是非参考にして下さい!
※個別相談形式にて実施いたします。
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管理人:舞(まい) | |
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薬学部を卒業後、薬剤師として5年間働くが職場に馴染めず、体調を崩して退職。約1年間の自宅療養の後、薬剤師として復帰。自分と同じように薬剤師復帰を目指す人や、薬剤師になりたい学生・受験生を応援するべく情報を提供してます!詳しいプロフィールはこちら |