私大薬学部・薬科大学―データリスト|薬学部のある大学紹介サイト~偏差値データ付き

評判のいい薬学部・薬科大学を徹底調査!偏差値・国家試験合格率の詳細データも紹介!!

当サイトでは、これから薬剤師を目指す受験生や親御さんに向けて、関東の私大薬学部・薬科大学の学校情報をご紹介しています。偏差値や国家試験合格率はもちろん、学費、学習環境、在学生の評判・口コミなども解説します。

関東私大薬学部
偏差値ランキング2023
(※2023年4月現在)

※掲載している偏差値は、偏差値は、最新の河合塾「入試難易予想ランキング表」の関東圏の私立薬科大学、薬学部の偏差値です。

大学名 偏差値
慶應義塾大学薬学部 62.5
東京理科大学薬学部 55.0~62.5
星薬科大学 52.5~55.0
北里大学薬学部 55.0~57.5
東京薬科大学 50.0~52.5
東邦大学薬学部 50.0
昭和大学薬学部 50.0
昭和薬科大学 50.0
横浜薬科大学 37.5~40.0
帝京大学薬学部 42.5
国際医療福祉大学薬学部 45.0
高崎健康福祉大学薬学部 37.5
日本薬科大学 35.0~37.5
城西大学薬学部 37.5~40.0<
城西国際大学薬学部 35.0
千葉科学大学薬学部 BF

不動の1位は慶應大学で、実力・ブランド力・知名度はNo.1。続いて、東京理科大学、北里大学。こちらもトップレベル。上位はキャンパスが都心部に近く、薬学部以外に学部(医学部や看護学部など)がある総合大学としても人気が高い傾向にあります。
そして、偏差値が中盤からそれ以降になると関東郊外、関東圏、地方の大学が多くなってきます。ここからは国家試験の合格率が大学によって差が開いてくるため、入学率なども判断材料として見ていき、偏差値を気にせず国家試験合格が必須な方であれば比較的容易に入学可能な大学を狙えるとも言えます。

しかし視点を変えてみると、偏差値が低い大学にはいくつかのメリットがあります。
まずは入学の敷居が低いこと。ある程度の学力を持ち、自身の実力より少し低い大学を狙えば特待生を目指すことも可能ではないでしょうか。また研究に関して、私立は国公立ほど研究の質が高くはなく、その中でも偏差値が低い大学では研究に力を入れている大学は少ないです。5・6年生になれば卒業研究より国家試験に注力できるのも魅力ではないでしょうか。最後に薬剤師の免許を取得することが目標であれば問題はないと思います。

薬科系大学ピックアップ5校紹介

偏差値ランキングと同様に、人気のある薬科系大学(私大薬学部・薬科大学)を5つご紹介しています。
就職難と言われた時代から、今や大卒就職率が90%以上(※2020年1月時点)と水準が高い現在の状況下でも、抜群の就職実績を誇る薬学部。卒業生は、薬局勤めの薬剤師さんから薬品会社研究室のスタッフまで、色々な選択肢もあるかと思います。
しかし、当然のことながら、薬学部への合格は狭き門。在学中も試験や実験が大きなウエイトを占め、卒業後には薬剤師となるための国家試験にも合格しなければなりません。(※国家試験の最新結果は『最新版!薬剤師国家試験の大学別合格率一覧表』をご覧ください。)
もちろん本人の努力が何より大事なんですが、やはり大学側の教育力・学習環境に左右される面もあることでしょう。
数ある薬科系大学の中から、どこをが自分に合うのか。受験勉強のちょっとした合間に、または受験生を抱える保護者の方に、参考程度ですが、いくつかの学校を紹介したいと思います。ただし、やはり最後は自分の目で実際の大学を見たり、行ったりして自分に合う大学を決めて頂きたいと思います。

慶應義塾大学薬学部

※数値データの調査年次:2023年

ここがおすすめ
何を置いても慶應大学というネームバリューでしょう。最近までは薬学部のなかった慶應義塾に薬学部が設置されたことで、医学部との双璧をなすようになり、医療系大学としての価値を高めつつあります。
Good
偏差値 (募集人員)
薬学部 薬学科(6年制):62.5 (150名)
薬学部 薬科学科(4年制):62.5 (50名)
合格難易度
当然といえば当然ですが、倍率24.5倍という驚異的な倍率を記録したこともある慶大は偏差値以上に合格しづらいと言えます。実際、偏差値が70を超えるような秀才レベルの受験生でさえ当たり前のようにバシバシ落とされており、合格は非常に難しい印象です。
同レベル間での人気
もちろん、慶大に合格して蹴る人は東大合格者をはじめとした国公立大進学者くらいのものです。定着率は6割にも達しており、残る4割は恐らく難関国公立大合格者と思われます。ただし、慶大薬学部は共立薬科大という単科大学を吸収して薬学部に仕立て上げているという側面もあります。ですが、やはり人気は高いと言えるでしょう。慶大薬学部の魅力をHPで確認してみよう!
新卒合格率
新卒合格率は89.58%と毎年高い数値を出していますが、ここ数年の推移や、全国トップレベルの東京大学、金沢大学、九州大学などと比べると少し差が開いています。しかしトップクラスであることに間違いはありませんので、受験する場合には、総合的な学力はもちろんのこと、慶應の問題傾向を徹底的に研究するくらいの個別対策が必須となります。

慶應義塾大学薬学部の情報をもっと詳しく!

口コミ批評

口コミは個人的な感想ですので、あくまで参考程度にとどめてください。進路を決定するときは、自分でしっかりと情報収集をして自らの判断で決定してください。

  • 将来は薬学に関するレベルの高い仕事をしたくて慶応に入りましたが、今は高校の延長という感じです。1年だから仕方ないけど、基礎科目を頑張りつつ2年に備えています。同時に…>>続きはこちら

  • 勉強は忙しいけど、慶応に入って良かったと思う。自分の中では名門というイメージがあって、先輩も名だたる有名な人たちばかり。そんな大学で薬剤師になるための勉強ができるのは嬉しい…>>続きはこちら

  • 慶応に入ったのはブランド力の強さ。正直に言うとそれが大きかったです。実際に入ってみて周りのレベルの高さに圧倒!僕自身、勉強はできるから苦労はしてないけど、頭の回転の速さが…>>続きはこちら

  • 5年生で実習をやっています。慶応を選んだのは、研究に力を入れている大学で実験や研究もしっかり学べると思ったから。今…>>続きはこちら

  • ここの大学の魅力はやっぱり「慶応」のネームバリューですね。今は昔とは違って"柔軟性のある時代"と言われていますが、まだまだ学歴重視の傾向があります。特に就活で「慶應」の…>>続きはこちら

横浜薬科大学

※数値データの調査年次:2023年

ここがおすすめ
人気がでて偏差値上昇中!?
うまく併願で利用したいところですね。
Good
偏差値 (募集人員)
漢方薬学科:37.5 (120名)
臨床薬学科:40.0 (160名)
健康薬学科:37.5 (60名)
薬科学科(4年制):37.5 (30名)
合格難易度
倍率は2.28倍。だいたいの年で2〜4倍程度で推移しており、適正値といえるでしょう。一定の努力をした受験生ならば合格できる一方で、最近増えている「定員割れ・全入」といった問題とも縁がない、まさに適正な数字です。偏差値40〜50程度の受験生にとって、理想的な受験校になるでしょう。
同レベル間での人気
複数の大学に合格した場合に横浜薬科大を蹴る生徒はほとんどいません。合格者がそのまま入学する割合を示す定着率において、ここ数年で50%台という高い数値を出す年もありました。特にオープンキャンパスなどで横浜薬科大の魅力を知り、第一志望とする方が多いようです。
新卒合格率
直近の合格率は80.18%となっています。横浜薬科大学は担任制度があり、ひとりひとりの学生と真摯に向き合っています。施設環境も大変充実していて、21階建ての図書館棟をはじめとして、大きな温室も兼ね備えた薬草園、薬剤師として即戦力の力を身につけるための模擬薬局で実習を行っています。各大学でも過ごしやすい施設環境があるとは思いますので、総合的に判断したいですね。
偏差値が上昇した薬科大学
偏差値を比較したところ、2014年度辺りから上昇しています。なぜ人気が出て偏差値が上がったのか。”4年制学科の誕生”、”教員免許(中学・高校)も取得可能”になったことなどが要因としてあげられます。詳しくは「偏差値が上昇した薬科大学」をご覧ください。

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口コミ批評

口コミは個人的な感想ですので、あくまで参考程度にとどめてください。進路を決定するときは、自分でしっかりと情報収集をして自らの判断で決定してください。

  • 私が横浜薬科大学を選んだ理由は漢方学科があったから。薬剤師として専門分野の幅を広げたい気持ちもあって迷わず決めました。浜薬は薬学部として漢方、臨床、健康の3つの学科に分かれているから、薬学の知識の…>>続きはこちら

  • 私が横浜薬科大学に進学しようと決めたのは2つあって、1つは教員数が多いことでした。教員数が多いということはサポート体制がしっかりしていること、自分の考えと合う教員や教授と出会える確率が高いなど…>>続きはこちら

  • 高校生の時に医療系の仕事に就こうと考え、当時の担任に相談したところ自分には薬剤師が合っていると思い、横浜薬科大学に決めました。将来は薬学を通して、高齢者の健康維持や大人の生活習慣の予防などで貢献したいと考えて…>>続きはこちら

  • 学費がちょっと高いかなと感じたけど、6年間通って医療業界で将来設計ができることを考えたら浜薬で良かったと思います。それに特待生入試で…>>続きはこちら

  • 中学生のときから「将来は手に職をつけたい」と考え、数ある職業の中から「人の役に立てること」として医療関係に興味を持ちました。その中でも国家資格である薬剤師を目指して横浜薬科大学で…>>続きはこちら

国際医療福祉大学薬学部

※数値データの調査年次:2023年

ここがおすすめ
週刊『東洋経済』という雑誌で『本当に強い大学』関東第一位に選出された実績を持ち、専門家からの評価が高いことが特徴として挙げられます。
Good
偏差値 (募集人員)
薬学部 薬学科(6年制):45.0 (180名)
合格難易度
倍率は概ね2.5~3倍くらいで推移しているようです。一般試験だけでも前期と後期に分かれている他、センター利用入試もありますので受験するチャンスが多いのが特徴といえるでしょう。
同レベル間での人気
人気は標準程度のようですが、公式サイトの入試情報には志願者・受験者・合格者だけが記載されているようで、合格者に対する入学者の割合を計るだけのデータは、調査当時に見つけることができませんでした。ぜひ、オープンキャンパスなどに行って大学の魅力とともに調べてみてください!
新卒合格率
合格率は92.79%と非常に高いです。全体としては中堅クラス(※)になりますが、難関大と比較しても遜色ない結果といえるでしょう。キャンパス内の環境・教育システムが整った大学ですので、薬剤師への道はしっかりと開けている印象。
※当サイトの比較

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口コミ批評

口コミは個人的な感想ですので、あくまで参考程度にとどめてください。進路を決定するときは、自分でしっかりと情報収集をして自らの判断で決定してください。

  • 1年は選択科目が多くて興味があることを学べますが、後半から専門分野も入ってきますので勉強は難しくなります。2年になると選択科目より必須科目が多くなるため、履修の組み方を考えた方がいいです。1年次の…>>続きはこちら

  • ここに決めたのは国際交流を通して人材育成を積極的に行っていたから。僕は将来、海外で薬剤師として仕事をする目標があって、外国の薬事事情が知りたい。国際医療福祉大学は、海外保健福祉事情や…>>続きはこちら

  • 国際医療福祉大学を選んだのは、臨床実習教育を重視している点でした。付属病院などの施設があることで、最新技術に触れることができ、専門分野の第一人者から直接指導をしてもらえます。さらに施設では…>>続きはこちら

  • 高校の時に「薬剤師になりたい」ことは明確でしたが、どの大学に入るかは特に決めていませんでした。たまたま大学のHPで「特待生制度」のことを知って魅力を感じたんです。国際医療福祉大学では12月頃に…>>続きはこちら

  • この大学の卒業生です。今は付属病院で薬剤師として働いています。社会人になって浅いですが、入院患者さんの調剤、服薬指導などを行っています。毎日の仕事の中で国際医療福祉大学で学んだ経験が…>>続きはこちら

城西大学薬学部

※数値データの調査年次:2023年

偏差値 (募集人員)
薬学部 薬学科:40.0(250名)
薬学部 薬科学科:BF(50名)
合格難易度
率は2倍強で推移していますが、1倍台となっている年度もあるために合格自体は比較的容易といえそうです。しかし、倍率1倍台は定員割れのリスクを抱えているという側面もあるため、動向は慎重にチェックしましょう。もちろん、設備もしっかりしているようで、入学後はレベルにあった国家試験対策などを行っていけば夢の実現も近づくでしょう。城西大学薬学部の魅力をHPで確認してみよう!
同レベル間での人気
定着率は4割弱と、そう高い数値とは言いがたいです。同レベル帯に競合校が多いことや、立地が埼玉県の奥地であることなどが影響しているのかもしれません。教育レベルが高いだけに、勿体ないという印象です。
新卒合格率
合格率は80.70%で、中堅レベルの結果と言えるでしょう。ただ、この大学の場合には管理栄養士を目指す学生などもいるはずなので、薬剤師の試験をそもそも受けない層もいます。薬剤師志望者のみに絞った合格率はもっと高いと考えて構わないでしょう。

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東京理科大学薬学部

※数値データの調査年次:2022年

偏差値 (募集人員)
薬学部 薬学科:66 (100名)
薬学部 生命創薬科学科:63-64 (100名)
合格難易度
やはり、「東京理科大」というブランドも手伝ってか倍率は3倍台に落ち着くことが多いのですが、平成21年度には6.2倍を記録していたりと、年度によって激しく上下する傾向があります。難関大志望者の併願先とされることが多いために、入試日程などの外的要因によって受験者が増減するようです。受験する場合には、その年度の傾向をしっかり見極めましょう。
同レベル間での人気
定着率は年度によっては14%程度になることもあります。というのも、慶應大や北里大といった難関大の併願先にされがちなので、複数の大学に受かりながら東京理科大を選ぶケースは稀なのです。ハイレベルな大学であることに疑いの余地はありませんが、この点だけが理科大のネックといえるでしょう。
新卒合格率
合格率は90.71%と、トップクラスの高い数値です。早慶上智理科大というカテゴリーで呼ばれるほどの最難関大のため、突破する学力を身につけるまでは大変だと思いますが、この大学の評判・ブランド力は非常に高く、就職は抜群です。大学に入ってからも、社会で即戦力がつくよう指導しているため、魅力的な学校と言えます。

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各校の口コミ&評判をまとめて見る

項目別紹介~薬学部データファイル

実際に受験校を選ぶ際には、人によって重視するポイントが異なってくるのではないかと思います。経済的に学費の安さを重視したい方もいれば、教授の質によって選びたい方もいるでしょうし、中にはキャンパスの設備・環境を重視するという方もいることでしょう。大学選びのポイントも十人十色です。
そこで、こちらでは様々なデータをご紹介しようと思います。関東だけでも沢山ある薬学部ですが、皆さん個人個人に合う大学選択の一助となれば嬉しいです。

>>『項目別紹介~薬学部データファイル』の詳細はこちら

薬剤師の国家資格を目指して

「薬剤師になるために必要なことは何なのか」といった基本的知識をまとめていきたいと思います。薬剤師を目指す上での常識を理解することで、ご自身が目指すべき大学はどこなのかを考える際の参考にして頂ければ幸いです。
「薬剤師になるためには」、「国家試験の難易度」などの情報をご紹介しています。

>>『薬剤師の国家資格を目指して』の詳細はこちら

薬学共用試験

薬学共用試験

薬剤師を志望する薬学部の学生として、避けて通れないのが薬学共用試験。この薬学共用試験は、日本全国の薬科系大学で共通して行われる試験です。CBTとOSCEに分けられ、CBTは知識を問う試験・OSCEは技能や態度を問う試験という分け方がなされています。
CBTはコンピュータを用いた多肢選択式の試験で、310問が出題されます。問題はコンピュータによってランダムに出題され、個々の受験者によって別々の問題が出題されるようになっています。OSCEは、実際に薬剤師が行う調剤・処方箋への対応といった技能を確かめる試験です。模擬患者を用いて、実践的な対応力を試験する本格的なテストといえるでしょう。ちなみに4年次で共用試験2科目ともに合格しないと、5年次で実習に進むことが出来ません。これは、まだ薬剤師免許を持たない学生が臨床の現場で実習を行うために必ず合格しなければならない試験とされており、このテストに合格することは非常に重要です。(逆から言うと、この試験に落ちるようでは留年確定ということです)いずれも、特定非営利活動法人(NPO)である薬学共用試験センターによって運営されています。

東京理科大学薬学部

合格率が高い試験とはいえ、1人残らず合格というのはある種の離れ業でしょう。最難関クラスの大学だけあって、内部の教育システムも学生の質も非常に高いということだと思います。もちろん、全部の学生が受験しているとは限りませんが、やはりネームバリュー、実力ともに押しも押されもせぬ東京理科大、というところでしょうか。ぜひ、オープンキャンパスなどで詳しく確認してみると良いでしょう。

慶應義塾大学薬学部

私立薬学部でトップの偏差値を誇る慶應大も、やはり東京理科大と双璧をなすようですね、まったく問題はないといえるでしょう。ちなみに慶大薬学部は2008年に、慶應大が共立薬科大学という薬学の単科大学を吸収合併する形で誕生した学部です。

横浜薬科大学

設立は2006年と歴史は浅いですが、創薬研究者の育成を目的にした学部を設置している大学です。学部は6年制に加え、前述した創薬研究者の育成や中学校や高等学校の理科教員の養成を目的として4年生の薬学科を2015年に設置するなど、教育の質は高いです。

高崎健康福祉大学薬学部

全国的に名前が知れ渡っている大学ではありませんが、きちんと合格者数を出していますね。薬学部内部での教育レベルは、知名度や偏差値と比例する大学ばかりではない、ということかもしれません。

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教授陣

教授陣

私立大学の教授・講師というのは、完全に大学側の判断で雇われているわけです。そして、教授・講師陣にネームバリューがあったり、目を見張るほどの実績があったりすれば大学の知名度向上・信頼性獲得に有利なのは言うまでもありません。ですから当然、どこの大学だって優秀で実績のある教授を雇いたいに決まっているのです。
ですが、教授・講師というのは物ではなく人間ですからお金さえ出せば買えるというわけではありません。優れた教授にはプライドもありますから、教育レベルの低い大学の教授になんかなりたがるとは思いません。要するに、優秀な人間を招くことのできる大学は、大学内部の教育システムや研究体制が十二分に整っているのだ、と推測できるわけです。
やはり、長い歴史の中で築かれてきたブランド力や、高い偏差値というものは何よりの魅力でしょう。それに加えて、優秀な教授陣のいる大学はより魅力的ですよね。
国公立とは違って、自前で経営を行っている私立大学にとって、優秀な教授は何にも勝る広告塔である側面も、もしかしたらあるのかもしれません。

横浜薬科大学

学長は、1973年にノーベル物理学賞を受賞した江崎玲於奈氏。東京帝国大学卒の江崎氏は、日本学士院賞やアメリカ電気・電子学会からのIEEE栄誉賞など数多くの栄誉ある賞を受けた日本物理学界の第一人者です。さらには米国科学アカデミー外国会員でもあり、これまでに筑波大学などの有名大学で学長を歴任してきた人物。他にも九州大大学院出身で昭和大学でも名誉教授・客員教授をつとめる伊田教授や、東北大学大学院出身の梶原教授など、旧帝大出身者ばかりが名を連ねています。

東京理科大学薬学部

和田教授・多田教授など東京大学名誉教授としても活躍されている面々が理科大の教職員として名を連ねています。ただ、公式サイトなどの情報量が多くないので、なかなかそのような情報が見えづらいのがもったいないところ。理学・理工など他の分野にまで視野を広げれば、実績ある教授は数え切れないほど揃っています。やはり理系有数の難易度を誇る東京理科大。人材は相当に豊富なようです。

国際医療福祉大学薬学部

千葉大大学院出身で、博士研究員として東邦大薬学部、千葉大薬学部、ドイツのドレスデン工科大学などで教鞭をとっていた渡邊教授など、実績ある教授が多数在籍。カルテ、クランケといった医学用語がすべてドイツ語なのは有名な話です。ドイツで研究者をなさった経験がある教授がいるという事実には、どこか心強い印象を受けます。

高崎健康福祉大学薬学部

薬学部の学部長をしておられる宇井理生教授は、東京大学医学部薬学科卒。徳島文理大・北海道大薬学部・東大薬学部の名誉教授を歴任しており、さらに東京都臨床医学研究所の名誉所長も務めた人物です。それに加えて、米バンダービルト大学医学部生理学教室への留学経験もあり、輝かしい実績をお持ちの方といえるでしょう。

慶應義塾大学薬学部

偏差値からして圧倒的なレベルを誇り、ネームバリューにおいても他の追随を許さない慶應大。教授陣の顔ぶれも、当然ながら相応のレベルです。ただ、大規模な総合大学であるゆえか、薬学部専任の教授陣に関しての詳細な情報は公式ページには見当たりません。

>>教授陣についてはこちら

学習環境

学習環境

施設の充実度によって志望大学を選ぶ人というのはきっと珍しいと思います。特に、国家資格を重視する薬学系の受験生ならば尚更かもしれません。ですが、実際に大学生になってみると「施設がどれほど充実しているか」という要素は、大学選びの段階で考慮するべきだったことに気づく人も多いでしょう。図書館の蔵書数が不満だったり、教室棟と実験棟が遠くて不便だったり。そんなちょっとしたことさえ、いざ大学生になってみると気になるものなのです。もちろん、一番大切なのは大学の教育システムや国家試験への対策がどれだけ取られているか、といった実務的な面です。しかし、同レベルの大学2つで迷っている時など、そういった場合の決め手の要素の一つとして、環境面を考えてみても良いでしょう。

多種多様な薬草を栽培する薬草園を完備!横浜薬科大学

横浜薬科大学の漢方薬や民間療法に使われる薬草類、西洋系のハーブなど多種多様な薬草を栽培する薬草園は、温室までも完備されており、熱帯や亜熱帯でしか育たない性質の植物も栽培しています。模擬薬局ではOSCE対策として、実習形式の指導を受けることができるようになっています。将来、薬剤師として仕事をするための第一歩ともいえる大切な実習設備が充実しています。

OSCE対策はまさに万全!高崎健康福祉大学薬学部

薬学共用試験のために用意された最新鋭の動物実験施設を完備。また、模擬薬局の備えており、OSCE対策はまさに万全といえるでしょう。全体的に最新の設備を多く備えており、学内の環境には素晴らしいものがあると思います。また、図書館の蔵書数は11万冊を数え、これは大学の図書館の中でも国内屈指の規模ではないかと思います。

国内最大規模の薬用植物園!千葉科学大学薬学部

昭和薬科大学は国内最大規模の薬用植物園を保有しており、熱帯・亜熱帯の植物を育てるためにコンピューター制御の温室まで完備。さらにモデル薬局・モデル病室を完備しており、OSCE対策も万全です。実習形式の授業を行い、薬剤師としての技術を習得していけるよう配慮されています。実験動物研究施設では、クリーンに保たれた環境で、多くの動物が飼育されています。ラット・マウス・ウサギ・モルモットといった実験動物が育てられています。

千葉科学大学薬学部

薬用となる植物や学問的に有用な植物を栽培する薬草園を完備しており、温帯より暖かい地方の植物を栽培する温室もしっかりと備わっています。本物そっくりの模擬薬局では、実習形式の授業が行われており、薬学共用試験の対策も充分だと言えるでしょう。蔵書だけに留まらず、ビデオなどの映像資料をふんだんに用意した図書館は、データベースとして最適です。

慶應義塾大学薬学部

芝共立キャンパスには大がかりな植物園があり、浦和共立キャンパスのほうにも分園となる薬草園があります。キャンパスは2つに分かれていますが、双方に薬草園があれば非常に便利だと思います。さらに実験動物飼育室も完備しており、実験動物による実験を行うことも出来ます。図書館は芝キャンパスの共立薬学図書館では医学薬学系統の蔵書を閲覧することが可能です。

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評判・在学生の声

評判・在学生の声

こちらでは、実際に各大学に通っている先輩たちの口コミ情報や、評判を紹介しています。口コミなどを見て、参考にするのは良いですが、あくまで口コミは口コミ。個人の視点や、感想ですのであまりそれに左右されず、参考程度にとどめておきましょう。進学の決定には、オープンキャンパスに行くなど実際の情報を、自らの手で集め、見て慎重に決めることが求められます。横浜薬科大学に好意的なクチコミのみを載せています。また、個人的な感想ですので、あくまで参考程度にとどめてください。

担任制度のおかげで頑張れる【横浜薬科大学】

浜薬の特徴は、とにかく先生たちの面倒見が良いことです。担任制度があって、一人ひとりの学生にちゃんと目が行き届いているのが何よりも有り難いです。確かに勉強は大変ですけど、その分新しく知ることがいっぱいあります。頑張った分、楽しいことも沢山ありますから、前向きに頑張っていけます。(臨床薬学科在学生)

マンツーマン指導も有【国際医療福祉大学薬学部】

うちの大学では、成績の悪い学生には先生がついてマンツーマンで徹底的に指導されます。とても厳しいですし、かなりの時間を取られますが、それだけ先生方が本気で心配してくれているということだと思います。それに、最初から試験でちゃんとした点数をとっていれば、マンツーマンにはなりません(笑) ただ、もしついていけなくなっても見捨てられることはないっていう安心感はとても大事なことだと思います。(薬学部在学生)

医療・健康への意識【高崎健康福祉大学】

医療に従事する、という根本的な部分に対する意識がとても高い大学です。例えば、キャンパス内が完全に禁煙で、学校側が喫煙者には禁煙を勧めていたりと、医療従事者としての「健康への取り組み方」を常に考えさせられます。健康と福祉に対する強い思いが、健大にはあります。(薬学部在学生)

多様な体験実習が魅力的【昭和薬科大学】

薬局や病院の見学をはじめ、救急救命法や解剖見学実習などの体験学習が用意されています。これらの体験学習が早期のうちに行われるので、早くから医療に関する本格的な見識を広げることが出来ます。(薬学部在学生)

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学費

学費

学費は六年間払い続けるものですから、後々になって困ることのないように、しっかりと計画を立てておかなければいけません。どこの大学にも、経済面の理由から学費の一部or生活費の一部を稼ぐためにアルバイト漬けの生活を送ることになって留年してしまったり、単位を落としたりしてしまう学生がいます。学生の本分に支障をきたすことのないよう、経済面に関してはしっかりと考えておくべきです。

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管理人は現役の薬剤師

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薬学部を卒業後、薬剤師として5年間働くが職場に馴染めず、体調を崩して退職。約1年間の自宅療養の後、薬剤師として復帰。自分と同じように薬剤師復帰を目指す人や、薬剤師になりたい学生・受験生を応援するべく情報を提供してます!詳しいプロフィールはこちら

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