こちらでは、当サイトの独断と偏見になりますが、教授陣についての紹介をしています。
私立大学を選ぶ際には、その研究室にいる教授の質が大切です。中に入ってから、どれだけ価値の高い授業を受けられるか。これは偏差値だけでは計れない重要な問題です。
実際、大学に入って授業を受けたわけではありませんので、参考程度になりますが、実際に皆さんがオープンキャンパスに行かれる際の一助になれば幸いです。
横浜薬科大学 | |
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学長は、1973年にノーベル物理学賞を受賞した江崎玲於奈氏。東京帝国大学卒の江崎氏は、日本学士院賞やアメリカ電気・電子学会からのIEEE栄誉賞など数多くの栄誉ある賞を受けた日本物理学界の第一人者です。さらには米国科学アカデミー外国会員でもあり、これまでに筑波大学などの有名大学で学長を歴任してきた人物。他にも九州大大学院出身で昭和大学でも名誉教授・客員教授をつとめる伊田教授や、東北大学大学院出身の梶原教授など、旧帝大出身者ばかりが名を連ねています。現在の偏差値は、まだ設立間もないことから目立ちませんが、江崎氏が学長を引き受ける横浜薬科大の未来に期待したいところですね。 |
東京理科大学薬学部 | |
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和田教授・多田教授など東京大学名誉教授としても活躍されている面々が理科大の教職員として名を連ねています。ただ、公式サイトなどの情報量が多くないので、なかなかそのような情報が見えづらいのがもったいないところ。理学・理工など他の分野にまで視野を広げれば、実績ある教授は数え切れないほど揃っています。やはり理系有数の難易度を誇る東京理科大。人材は相当に豊富なようです。ちなみに、卒業生には大企業の代表取締役社長、有名な学者、芸術家などがずらりと並びます。前身である東京物理学校時代の出身者には吉田茂元首相なども名を連ねています。こちらは高い偏差値と質の高い教授陣を併せ持つ大学といえるでしょう。 |
国際医療福祉大学薬学部 | |
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千葉大大学院出身で、博士研究員として東邦大薬学部、千葉大薬学部、ドイツのドレスデン工科大学などで教鞭をとっていた渡邊教授など、実績ある教授が多数在籍。カルテ、クランケといった医学用語がすべてドイツ語なのは有名な話です。ドイツで研究者をなさった経験がある教授がいるという事実には、どこか心強い印象を受けます。その他にも、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部に留学経験のある武田教授など、やはり輝かしい実績をお持ちの教職員が並んでいます。偏差値はやや低い印象の国際医療福祉大ですが、学内の教育力には定評があります。教授陣の質が高いのも「やはり」と頷けるところがあります。 |
高崎健康福祉大学薬学部 | |
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薬学部の学部長をしておられる宇井理生教授は、東京大学医学部薬学科卒。徳島文理大・北海道大薬学部・東大薬学部の名誉教授を歴任しており、さらに東京都臨床医学研究所の名誉所長も務めた人物です。それに加えて、米バンダービルト大学医学部生理学教室への留学経験もあり、輝かしい実績をお持ちの方といえるでしょう。こちらも、偏差値だけでは計れない、非常に高い教育力がある大学です。こういった大学は後に偏差値を大きく伸ばすことがありますから、まだ合格しやすい今のうちに狙っておくのも手でしょう。 |
慶應義塾大学薬学部 | |
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偏差値からして圧倒的なレベルを誇り、ネームバリューにおいても他の追随を許さない慶應大。教授陣の顔ぶれも、当然ながら相応のレベルです。ただ、大規模な総合大学であるゆえか、薬学部専任の教授陣に関しての詳細な情報は公式ページには見当たりません。各学部にそうそうたる顔ぶれが揃っているのですから、もう少し細かく教職員紹介の欄を設けて頂けると、より慶應ブランドの魅力が伝わると思うのですが。とはいえ、押しも押されもせぬ慶應義塾ですから、実際の教授陣の情報を確かめにオープンキャンパスなどに行き、その魅力に触れてみたいものですね! |
以上、ピックアップ大学の教授陣の紹介でした。
私立大学の教授・講師というのは、完全に大学側の判断で雇われているわけです。そして、教授・講師陣にネームバリューがあったり、目を見張るほどの実績があったりすれば大学の知名度向上・信頼性獲得に有利なのは言うまでもありません。ですから当然、どこの大学だって優秀で実績のある教授を雇いたいに決まっているのです。
ですが、教授・講師というのは物ではなく人間ですからお金さえ出せば買えるというわけではありません。優れた教授にはプライドもありますから、教育レベルの低い大学の教授になんかなりたがるとは思いません。要するに、優秀な人間を招くことのできる大学は、大学内部の教育システムや研究体制が十二分に整っているのだ、と推測できるわけです。
やはり、長い歴史の中で築かれてきたブランド力や、高い偏差値というものは何よりの魅力でしょう。それに加えて、優秀な教授陣のいる大学はより魅力的ですよね。 国公立とは違って、自前で経営を行っている私立大学にとって、優秀な教授は何にも勝る広告塔である側面も、もしかしたらあるのかもしれません。
もちろん、教授が良いからといってその大学の価値が高い、とは一概には言えませんが、皆さんが直接、オープンキャンパスなどで情報に触れる際の参考になれば嬉しいです。
薬学部を卒業後、薬剤師として5年間働くが職場に馴染めず、体調を崩して退職。約1年間の自宅療養の後、薬剤師として復帰。自分と同じように薬剤師復帰を目指す人や、薬剤師になりたい学生・受験生を応援するべく情報を提供してます!